-総排気量:1998cc -最高出力:200ps(207ps)/7500rpm(7500rpm) -最大トルク:20.40kgfm(21kgfm)/6000rpm(6000rpm) -駆動形式:FF -全長:4320mm -全幅:1735mm -全高:1300mm -車両重量:1170kg -価格:Cr.2,278,900(走行距離707km) -Lv:1 -PP:399(404) -備考:()内の数値はリフレッシュ・OHした際のもの -備考:トランスミッションは5速 ---- #ref(0018.jpg,nolink) #ref(0017.jpg,nolink) -1994年、三菱はFFスポーツクーペとしてFTOを生み出した。FTOは「Fresh Touring Origination」の略。 三菱車としては珍しく、曲線で構成されたデザインが印象的である。 -エンジンは2.0LV6エンジン6A12型と1.8L直4エンジン4G93型を搭載しそれぞれ170ps,125psを発揮、V6エンジンには三菱版VTECとも言われる可変バルブタイミング・リフト機構MIVECを装備した200ps仕様もラインナップされた。 5速ATと4速AT、5速MTが設定されATにはマニュアルモード付きAT「INVECS-II」が搭載された。広告でもAT車中心の展開でMT車率は少ない。 ちなみにこのINVECS-II、なんと学習機能付である。状況に応じてシフトパターンが変更され、派手にスラロームしていると数分で勝手に高回転で回し続けるようにシフトパターンを最適化してくれる優れものである。 -FF車であるが旋回性能が高くボディ剛性も当時の国産車ではトップクラス。元レーサーの桂伸一も「ドリフト競技にFF車部門があれば一番」とコメントしているほど。 1995年にホンダが[[インテグラ TYPE R>ホンダ インテグラ TYPE R (DC2) '95]]を発売するまでは国産FF車最速と言われた。 -レースでは1998年と1999年にJGTCに参戦したが1998年は5位、1999年は6位で終わっている。エンジンはランサーエボリューションの4G63型に換装して出場していた。 ジムカーナやダートトライアルで使用されることも多く、パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムのオープンクラス部門にも出場している。 4WD化するために助手席にエンジンを置き、後ろにドライブシャフトを伸ばしてリアを駆動。そこからディファレンシャルを介して折り返す形でドライブシャフトを伸ばしフロントを駆動するという変則4WDとなった。 -1994年〜1995年を前期型、1996年を中期型、1997年〜生産終了となる2000年までを後期型と呼ぶ。 GT5に収録されているのは以下のとおり。 --2.0LV6エンジン6A12型搭載モデル「GR」(170ps→1997年のマイナーチェンジで180psに) 前期型([[1994年式>三菱 FTO GR '94]]) 後期型([[1997年式>三菱 FTO GR '97]]) --2.0LV6エンジン6A12型 + MIVEC搭載モデル「GPX」「GP VersionR(1997年より登場した上級モデル)」 前期型GPX(1994年式の本車) 後期型GPX([[1997年式>三菱 FTO GPX '97]],[[1999年式>三菱 FTO GPX '99]]) 後期型GP VersionR([[1997年式>三菱 FTO GP Version R '97]],[[1999年式>三菱 FTO GP Version R '99]]) #hr -1998年に電気自動車FTO-EVが制作された。1回の充電で走ることができる距離は150kmほどで最高速度186km/hと、公道を走ることができる電気自動車では当時最速であった。 この時に得られたデータやノウハウは[[i MiEV>三菱 i-MiEV '09]]などのMiEVシリーズに受け継がれている。 -FTOエボリューションという4WDモデルの計画があり、モーターショーにも出品されたがV6エンジンとデザインの関係上4WD化は不可能となり廃案となった。 -ちなみに初代グランツーリスモ時の山内一典Pの愛車ということでも知られている((初代グランツーリスモの公式ガイドブックの"GT開発者の愛車セッティングデータ公開"というコーナーで他の型のFTOが収録されている中で山内Pが挙げていたので。))。 ---- -カラーバリエーション:Steel Silver,Scotia White,Pyrenees Black,Moonlight Blue,Imperial Red,Passion Red |