-総排気量:654×2cc -最高出力:250ps/8500rpm -最大トルク:22.00kgfm/5500rpm -駆動形式:FR -全長:4435mm -全幅:1770mm -全高:1340mm -車両重量:1310kg -価格:Cr.2,898,000 -Lv:3 -PP:466 //-備考: ---- #ref(Mazda RX-8 Type S 07.jpg,nolink) #ref(Mazda RX-8 Type S 07-2.jpg,nolink) -2002年に[[RX-7>マツダ RX-7 スピリットR タイプA (FD) '02]]が姿を消したことで、マツダからロータリーエンジンの火が消えた・・・、訳ではなかった。 さかのぼること1999年の東京モーターショーでマツダは1台のコンセプトカーを発表していた。 「RX-EVOLV(エボルブ)」と名づけられたそのコンセプトカーは「4ドアNAロータリースポーツ」という新しいコンセプトを掲げ、この時点において後に発売されるRX-8に繋がる多くの要素を備えていた。 その後、RX-EVOLVはRX-8という正式名称とともに二度にわたって([[タイプ1>マツダ RX-8 コンセプト (タイプ I) '01]]、[[タイプ2>マツダ RX-8 コンセプト (タイプ II) '01]])コンセプトカーを発表し、2003年に市販が開始された。 -RX-8はロータリースポーツ伝統のRXの名を受け継ぐが、RX-7(FD3S型、以下同じ)の後継車ではなく家族でも楽しめるロータリースポーツである、とマツダは説明している。 RX-8最大の特徴が「観音開き式の4ドア」である。 北米では2ドアの自動車保険が高価なことから、RX-8の開発に当たっては4ドアであることが当時マツダの親会社だったフォードからの絶対条件であった。 しかし、マツダの開発陣は4ドアであってもスポーツ性能をスポイルしないことを開発の第一条件に据えた。 その結果、RX-8最大の特徴である前後観音開き式「フリースタイルドア」が完成したのである。 後部ドアは、前部ドアが開くことによって初めて開閉が可能となり、前部ドアが後部ドアをロックする役割も兼ね備えている。 観音開きとなることで2ドアに比べてドア開口部が大きくなることからピラー(ボディーの上下を結ぶ骨組み)をドアに組み込んだビルトインピラーによるピラーレス構造を実現し、ボディの強度確保を図っている。 -搭載されたエンジンはRX-7と同型式の13B型ながら「RENESIS RE」を名乗る新世代エンジンで、排気ガス規制の強化や燃費向上の為NAとなっているが、レブリミットは毎分9000回転という高回転型ユニットである。 最高出力はグレードによって異なり、カタログデータで[[標準モデル>マツダ RX-8 '03]](5MT)が210ps、標準モデル(6AT)及び[[タイプE>マツダ RX-8 タイプE '03]](6AT)は215ps、本モデルであるタイプS(6MT)は250psを発生させる。 -プラットフォームも一新され、前後重量配分が50:50となっているほか、RX-7に比べてエンジンの搭載位置をより低くしたためRX-7よりもヨー慣性モーメントが5%低減(メーカー発表)され、高い旋回性能を誇っている。 -2008年にマイナーチェンジがなされ、タイプSの最高出力が235psに落ちているが、メーカー発表によるとレギュラーガソリン仕様への適合のためとされている。 -余談だが、[[スタンダードモデルの2003年式>マツダ RX-8 タイプS '03]]と本モデルの機構的な差異については不明である。 ---- //-カラーバリエーション: |