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-総排気量:1794cc
-最高出力:140ps(145ps)/6400rpm(6500rpm)
-最大トルク:17.40kgfm(18kgfm)/4400rpm(4500rpm)
-駆動形式:MR
-全長:3885mm
-全幅:1695mm
-全高:1235mm
-車両重量:970kg
-価格:Cr.1,580,600(走行距離40342km)
-Lv:0
-PP:369(382)
-備考:()内の数値はリフレッシュ・OHした際のもの
-備考:トランスミッションは5速
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-[[2代目MR2>トヨタ MR2 Gリミテッド '97]]の後継車種として1999年にデビュー。MR-Sは「Midship Runabout Sports opencar(ミッドシップ・ランアバウト・スポーツオープンカー)」の略。
--国外ではMR-Sの車名が「Mrs(既婚の婦人)」に通じる等の理由から「MR2」を継続採用したり、米国ではオープンカーになったことを明確にするため[[MR2 スパイダー>トヨタ MR2 スパイダー '99]]として販売された。

-日本車では数少ないMR駆動のスポーツカーで、同じオープン2シータースポーツカーでスペックが近似している[[マツダ ロードスター>マツダ ロードスター 1.8 RS (NB) '98]]のライバルともいわれた。
また、2代目MR2(特に[[ターボモデル>トヨタ MR2 GT-S '97]]に顕著)の問題点であった、シャシーの熟成が進まないままエンジン性能だけが上がり、挙動が読みづらいうえにピーキーなクルマになってしまった反省点を踏まえ、パワーに頼らないスポーツカー本来の立ち位置に戻って開発が進められた。
ヴィッツ系のコンポーネンツを流用し、先代同様FF用のプラットフォームをMR化するといったスポーツカーとしては不利な成り立ちではあるが、各部の作りこみにより操縦安定性を高め、軽快な運動性能を獲得している。

-上記の事情によりエンジンは全車に排気量1,800ccの1ZZ-FEエンジン(直列4気筒DOHC・VVT-i)を搭載。
そのスペックは控えめだが、上記のとおり先代MR2の反省から敢えて高出力エンジン([[7代目セリカ>トヨタ セリカ SS-II (ZZT231) '99]]に採用された2ZZ-GE型)を搭載せず、スタンダードなエンジン(1ZZ-FE型)のみとしてパワー及びコストを抑える選択をしたものと思われる。
逆に、スペックを抑えたことから重量増も抑えることが出来、十分にスポーツドライビングを楽しめる。耐久性も非常に高く20万kmを走行しても不具合ひとつ起こさないという。
スタンダード仕様のエンジンながら中低速域のトルクを厚くするなど街乗り時の扱いやすさも意識しており、[[初代MR2>トヨタ MR2 1600 G '86]]当時のトヨタのスローガンである「Fun to Drive」を体現した車であると言える。
あくまで遊び心を満たすスポーツカーであるが、通勤の足としても使えるなど実用性も確保された車である。

-トランスミッションは当初は5速MTのみであったが、2000年に追加された5速セミATは''国産車で初''となる2ペダルMTであり、マニュアルモード付きATなどとは一線を画す装備である。
同様の構造のセミATは[[アルファロメオ156>アルファロメオ 156 2.5 V6 24V '98]]のセレスピード、フェラーリ360等のF1ミッションなどがあるが、MR-S用のミッションにはコストの問題等から自動変速機構は採用されなかった。
基本構造がMTであるためクリープ現象とも無縁で、シフト感覚は完全にMTのそれであることからダイレクト感のあるものとなっている。
油圧により自動でコントロールされるクラッチ動作は、ベテランドライバーが丁寧に発進するときのようなレベルに調整されており、非常にスムーズに発進できる。
シフトレバーのほかにステアリングの左右裏表にシフトボタンが取り付けられており、左手でステアとシフトを操作し右手をドアに置いて走行なんてこともできた。

-ロードスター同様、比較的小型軽量な車体ゆえにや小回りが利き、レースで活躍するには十分だった。
2002年JGTCでチャンピオンを獲得。SUPER GTに改名後も、同じくGT300クラスにて、MR-Sが2005年、2007年とチャンピオンを獲得した。
--MR-Sの国内レース活動については[[こちら>トヨタ スーパーオートバックス APEX MR-S (JGTC) '00]]の項も参照

-本モデルは前期型の5MTであり、6MT化された[[後期型>トヨタ MR-S V エディション (6MT) '02]]よりも10kgほど軽い。
2回のマイナーチェンジでボディ剛性を強化したため合計50kgほど重くなった。

-上記のとおりロードスターのライバルと言われたものの、2代目(NB型)だけで29万台を生産したロードスターの牙城は崩せず、販売台数も落ち込んだため2007年7月に累計77,840台を生産して販売は終了した。
2006年にはセリカの販売も終了していたため、MR-Sの生産終了を以ってトヨタブランドのスポーツカーが消滅。
2012年にデビューした[[トヨタ86>トヨタ 86 GT '12]]までスポーツカー不在のラインナップとなっていた。

-GT5収録モデルは以下の通り
--国内仕様
前期型(1999年式の本車)
後期型([[2002年式>トヨタ MR-S V エディション (6MT) '02]])
--海外仕様
前期型([[1999年式>トヨタ MR2 スパイダー '99]])
後期型([[2002年式>トヨタ MR2 スパイダー (6MT) '02]])
--レース仕様
2000年JGTC仕様([[No31 AUTOBACS RACING TEAM AGURI>トヨタ スーパーオートバックス APEX MR-S (JGTC) '00]])
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-カラーバリエーション:Blue Mica,Green Mica Metallic,Super Bright Yellow,
Super Red V,Super White II,Silver Metallic,Black



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