-総排気量:1587cc -最高出力:165ps(185ps)/7800rpm(8500rpm) -最大トルク:16.50kgfm(17kgfm)/5600rpm(6000rpm) -駆動形式:FF -全長:4305mm -全幅:1695mm -全高:1305mm -車両重量:1080kg -価格:Cr.1,887,000(走行距離322km) -Lv:0 -PP:387(393) -備考:()内の数値はリフレッシュ・OHした際のもの -備考:トランスミッションは6速 ---- #ref(0005.jpg,nolink) #ref(0004.jpg,nolink) //-解説 -かつてはTE27、AE86などテンロク(1.6Lエンジン)クラスの「名車」を生み出してきたモデルだったが、AE86の次期モデル(5代目にあたる)からFF化され、モデルチェンジのたびに重くなる傾向にあったカローラレビンとその姉妹車、スプリンタートレノ。 しかし、レビンとしては7代目となる本モデルAE111型はプラットフォーム、搭載エンジンこそ先代からのキャリーオーバーであったが、先代と比較して70kgに及ぶ軽量化を成功させ、ライトウェイトスポーツのイメージを復活させた。 グレード構成も名称が変更され、それまでのGT系に代わって新たにBZ系と呼ばれるようになった。 これまでのGT APEXに代わる、装備を充実したグレードはBZ-Gとなり、装備を抑え走行性能を重視したグレードはBZ-Vとなる。 本項では、上位モデルであるBZ系に絞って解説を加えることとする。 -本モデルでは長らく続いたスーパーチャージャーが廃止されたが、NA一本となった4A-GE型1.6Lエンジンの最高出力は165psに向上している。 なお、スーパーストラットサスペンションは先代から引き続いて採用、BZ-Vに標準装備された。 同サスペンションを装備するMT車は15インチタイヤに加えて国産FF車では初となるヘリカルLSDが標準装備されたこともトピックとなった。 -1997年には後期型にマイナーチェンジが実施された。 最大のトピックとなったのはBZ系に自社製6速MTが採用されたことである。 BZ-Gにスーパーストラットサスペンションが装着されたものがBZ-R、それまでのBZ-Vは「BZ-R V仕様」と改称された。 また、衝突安全ボディ「GOA」が採用されたことからボディ重量はやや重くなったもののボディ剛性が向上した。 -その後、折からのクーペを含むスペシャルティカーの販売不振のため、2000年8月に実施されたカローラの9代目へのモデルチェンジを機に、レビンは消滅することとなった。 なお、姉妹車のトレノについては、スプリンターのモデル名称そのものが廃止(一部ボディのみ2002年まで生産続行)となり、こちらも同様に消滅している。 -余談だが、本モデルと同時期に設定されていたカローラGTはレビン同等のメカニズム(1.6Lエンジン、6速MT等)を備えており、隠れたスポーツセダンとして密かな人気を保っていた。 ---- -カラーバリエーション:Super White II,Silver Metallic,Black Metallic,Red Mica Metallic,Green Mica Metallic,Strong Blue Metallic |