- 総排気量:1998cc
- 最高出力:300ps(326ps)/6000rpm(6100rpm)
- 最大トルク:45.00kgfm(47kgfm)/4000rpm(4000rpm)
- 駆動形式:FR
- 全長:4340mm
- 全幅:1735mm
- 全高:1305mm
- 車両重量:1050kg
- 重量バランス:51対49
- 価格:Cr.19,433,600(走行距離5664km)
- Lv:13
- PP:523(531)
- 備考:()内の数値はリフレッシュ・OHした際のもの
- 備考:トランスミッションは6速
- この車両はZZT231型セリカをベースにTRDにより制作された2003年型GT300マシンである。
- 主要コンポーネンツは'02年式GT500スープラのいわば余剰パーツ。この年からJGTCは車両コンポーネンツの自由度が大幅に拡大され、この規則に基づいてスープラはエンジンやミッションを一新し、前年までのパーツが宙に浮く形となっていた。
そこに目をつけた坂東正明が、「セリカのボディにスープラのコンポーネンツを組み込めば、理想のGT300マシンが作れる」として、スープラのサスやミッション、デフなどを一回り小さいセリカのボディに強引に収めて完成させたものである。
- 駆動方式はベースのFFからFRに変更され、前後パイプフレーム構造にするなど、ストレートよりコーナリング性能を重視した造りであることは一目瞭然。
3S-GTE直列ターボエンジンなど、前年度のGT500クラスのスープラのメカニズムが随所に使用されている事でも知られる。
3S-GTE直列ターボエンジンなど、前年度のGT500クラスのスープラのメカニズムが随所に使用されている事でも知られる。
- そのコーナリング性能は、当時のドライバー曰く「コーナリングなら500クラスのスープラより速い」と述べている。
- 2003シーズンの第3戦からデビューしたセリカは、第5戦富士と最終戦鈴鹿で本マシンであるNo19 ウェッズスポーツセリカが優勝、第6戦もてぎと第7戦オートポリスでNo71 シグマDUNLOPセリカが2連勝し、なんとセリカが4連勝するという快挙を成し遂げたのである。
- その後はマシンの熟成が思いのほか進まず、2004シーズンと2007シーズンのSUGOラウンドで優勝するものの、すでにマシンの戦闘力自体は他車と比べて著しいものではなくなっていた。
- 最後のレースとなる2008年の第2戦岡山で、No19 ウェッズスポーツセリカ織戸学が11番グリッドからスタートダッシュに成功するものの、No4 EBBRO UEMATSU 320Rと接触し結局リタイヤとなった。
同年第3戦富士から、後継としてIS350がデビューした。
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