-総排気量:2977cc -最高出力:280ps(302ps)/7300rpm(7000rpm) -最大トルク:30.00kgfm(32kgfm)/5400rpm(5500rpm) -駆動形式:MR -全長:4430mm -全幅:1810mm -全高:1160mm -車両重量:1230kg -価格:Cr.9,636,100(走行距離1460km) -Lv:7 -PP:463(470) -備考:()内の数値はリフレッシュ・OHした際のもの ---- #ref(nsx-r.jpg,nolink) #ref(nsx-r1.jpg,nolink) -ホンダが1992年に発表したNSXタイプRは、ホンダのフラッグシップであるNSXの走りをさらに際立たせるモデルとして登場した。 タイプRは、快適性を犠牲にしてでも走行性能をアップさせたモデルを指し、ホンダが選択した最初のモデルはNSX、つまり本モデルがホンダ最高峰のスポーツモデルという位置づけになる。 なお、タイプRのみに許されたボディ塗装色「チャンピオンシップホワイト」と、他のホンダ車と異なるHマークの周囲を赤に変更した通称赤バッジは、かつてホンダがF1参戦した際のF1マシンRA271に由来しており、ホンダにとっては特別な意味を持っている。 -NSXといえば走行時の快適さにも重点をおいた設計で知られているが、NSXタイプRでは遮音材、オーディオ機器に加えてエアコンすら取り外し、さらに一部のパーツを軽量なものに換装するなど徹底的な軽量化を追求し、ベースモデルと比較して120kgの軽量化を成し遂げた。 その上でクランクシャフトのバランス取りやポート研磨といったC30A型V6エンジンの性能を引き出す方策が採られ、専用サスペンションの採用などサーキット走行向けのチューニングが施されている。 トランスミッションは5速MTのみという硬派な仕様であった。 特別装備としてはモモ社製ステアリング、チタン削り出しシフトノブ、レカロ社製シートなどで、赤を多用したインテリアが特徴である。 -その研ぎ澄まされた圧倒的な走行性能は初登場から20年近くを経ても全く色あせておらず、最新鋭の国産スポーツカーにも十分対抗しうる非常に素直なステアリングフィールを体感できる。 -当時の新車価格は970万7000円とベース車と比較して100万円以上高く、なおかつ生産期間がわずか3年ほどと短く、1996年に生産を終了している。 そのため生産台数が少なく、さらにタイプRが持つ性能の高さ、かつブランドイメージの確立により、状態のよい中古車は新車同様の高値で取引されている。 ---- //-カラーバリエーション: |