Top > 三菱 ランサーエボリューション V GSR '98
  • 総排気量:1997cc
  • 最高出力:280ps(326ps)/6500rpm(6500rpm)
  • 最大トルク:38.00kgfm(44kgfm)/3000rpm(3500rpm)
  • 駆動形式:4WD(標準前後トルク配分=30:70)
  • 全長:4350mm
  • 全幅:1770mm
  • 全高:1415mm
  • 車両重量:1360kg
  • 重量バランス:60対40
  • 価格:Cr.3,103,600(走行距離8894km)
  • Lv:7
  • PP:460(470)
  • 備考:()内の数値はリフレッシュ・OHした際のもの
  • 備考:アクティブ・ヨー・コントロール・システム(AYC)搭載
  • 備考:デフォルトでダウンフォースの調整が可能
  • 備考:トランスミッションは5速

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  • 1998年1月に登場したランサーエボリューションV(以下エボV)は、先代のエボIV同様5代目ランサーをベースとしたが、先年にランサーがマイナーチェンジしたため後期型(フェイスリフトが実施され角目となる)がエボVのベースとなった。
    しかし、それ以上にメカニズム的に大幅な進化を遂げていた。
  • エボV最大の特徴は、当時のWRCのレギュレーションいっぱいである全幅1770mmのワイドボディを初めて採用し、初の3ナンバー車となったことである。
    具体的にはフロントタイヤ部はアルミ製プリスターフェンダー、リアタイヤ部はオーバーフェンダーを採用し、冷却効果を狙った大型フロントバンパーが装備されたことも相まって迫力ある風貌となった。
    これによりタイヤおよびブレーキサイズの拡大が可能となり、WRCにおいてグループA規格を堅持しつつ改造範囲が広いWRカーに対抗することとなった。
    その結果、エースであったトミ=マキネンらの活躍によりマニュファクチャラーズチャンピオン、ドライバーズチャンピオンのダブルタイトルを獲得し、更にはグループN優勝という偉業を成し遂げた。
    なお、拡大された全幅は後のエボXで1800mmを越えるまで1770mmが継承されることとなる。
  • 市販仕様に目を向ければ、伝統の4G63型エンジンの最高出力280PSはそのままに最大トルクが+2kgfmの38.00kgfmに向上した。
    加えて標準仕様のGSRでは前後にブレンボ製ブレーキ、フロントにヘリカルLSD(リアはAYC)を新たに採用し、ロードカーとしての大幅なパフォーマンスアップも実現していた。
    これらの改良によって舗装路における性能が大きく向上し、車格的には格上であるはずのスカイラインGT-Rに肉薄するまでに至った。
  • エボVの特徴となった「ターマックでの強さ」は後のランエボの方向性を決定付けることとなり、ラリーベース車以外の新たな魅力を手にすることとなった。
    そして、フィールドを問わない活躍ぶりがランエボ人気を更に押し上げることとなり、エボVは現代に至るまでコンパクトなハイパフォーマンスカーとして一定の人気を保持している。

  • 余談
    • グランツーリスモ2(以下GT2)のオープニングデモにてS2000とチェイスを繰り広げていることでも有名な本車であるが、それと同時にGT2時点での山内一典Pの愛車でもある。
      山内氏によれば、グランツーリスモ制作の際に三菱自動車に許可を得に行った所、本車が飾られており一目惚れ状態で即ご購入になった...らしい。
      • なのだが、GT2発売時点でエボVIが世に出ていたこともあり"OPでメインを張った割には新車で購入できない"というある種珍状態に陥っていた*1
        もっとも、前作GTのOPでメインを張ったニスモGT-RLMが"購入できない車両"だったこともあり、問題になることは無かったが。

  • カラーバリエーション:Dandelion Yellow,Palma Red,Scotia White,Satellite Silver Metallic,Pyrenees Black Pearl


*1 すでにエボVIがデビューしていたので、エボVは中古車ディーラーでしか入手できなかった

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Last-modified: 2017-05-19 (金) 01:42:59 (2527d)