Top > GRスープラ レーシングコンセプト '18
|CENTER:BGCOLOR(#e0e6eb):90|340|CENTER:BGCOLOR(#e0e6eb):70|220|CENTER:BGCOLOR(#e0e6eb):70|180|c |>|~分類|>|>|>|~性能| |メーカー/国籍|トヨタ/日本|総排気量|---cc|全長|---mm| |カテゴリー1|Gr.3|最高出力|600PS/6,800rpm|全幅|---mm| |カテゴリー2|レーシングカー/コンセプトカー|最大トルク|71.1kgfm/6,000rpm|全高|---mm| |内装|あり|駆動形式|FR|車両重量|1,243kg| |年式|2018|吸気形式|TB|TM|6速| |>|~入手方法|>|>|>|~セッティング他| |ディーラー|Cr.45,000,000|制限|>|>|---| |その他|---|特記|>|>|---| //-備考: ---- #ref(grsupra.jpg,nolink) ---- -2018年3月6日のジェネーブモーターショーで発表されたGRスープラ レーシングコンセプトは、2002年の排ガス規制により生産終了した[[スープラ>スープラ RZ '97]]を16年ぶりにレーシングカーとして蘇らせたコンセプトモデル。 -モータースポーツ活動とスポーツカーシリーズ「GR」を手掛けるTOYOTA GAZOO Racingが企画。TOYOTA GAZOO Racingが手がけるスポーツカーシリーズ「GR」のスタディモデルとして「よりエモーショナルでお客様をワクワクさせるスポーツカーを表現するため、往年の「スープラ」をイメージ」というコンセプトで製作された。 --実際に製作を担当したのはTS020以降のTSシリーズの設計や、トヨタのWRCプロジェクトに関わるトヨタのドイツのモータースポーツ部門、TMGである。 -伝統的スポーツカーのフォルムをまとった本モデルはフロントエンジン・リヤドライブの2ドアクーペで、カーボン・コンポジットなどを採用。LM-GTE規定に合わせたチューニングが施されており、フェンダーや大型リヤウィング、リヤディフューザーなどは、優れた空力性能と走行性能とを狙って開発された。 --グループGT3のホモロゲーション取得の規定が年間販売台数(年間10台および2年間20台)の義務付けに対し、LM-GTEは少量生産メーカーと認められれば年間20台の生産でよく、FIAの認可が降りれば市販車販売前でも何ら問題なくレースに出場可能であり、ほぼこのままLM-GTEの参戦可能選手権に出場可能なのでは?というくらい車両は出来上がっている。 -サイドのゼッケン90は本車が[[三代目スープラ>スープラ 3.0GT Turbo A '88]]のA70、[[四代目スープラ>スープラ RZ '97]]のA80に続く五代目「A90」スープラである事の証。 -ジュネーブモーターショーにて展示された本車のステアリングディスプレイには、2017年のル・マン24時間耐久レースの予選にて小林可夢偉が[[TS050 HYBRID>TS050 - Hybrid (Toyota Gazoo Racing) '16]]で記録したコースレコード「3'14.791」が記されている。 -2018年3月に新生スープラとして最も早く姿を現したこのレーシングコンセプトであるが、[[市販版>GRスープラ RZ '19]]がお披露目されたのはその翌年、2019年1月のデトロイトショーでのことであった。 ---- #region(寸法について) -TOYOTA GAZOO RACINGの本車紹介ページでは、本車の寸法は >・全長:4575mm >・全幅:2048mm >・全高:1230mm >・ホイールベース:2470mm < と記載されている。 #endregion ---- #region(市販モデルについて) -市販車の新型スープラの発表は2019年1月のデトロイトモーターショーにて行われた。 エンジンとシャーシなど、BMW Z4と共用の部分を持ちつつ、トヨタ独自のワイド&ショート&ローコンセプトを基に設計された。 --開発の指揮を執った多田チーフエンジニアによれば「全ての歴代スープラはFR+直6のパッケージングを採用しており、五代目スープラでもそれは踏襲する」とのことで、新型スープラも直列6気筒エンジンを搭載したFRというレイアウトは受け継がれる事となる。しかし、日本ではエントリーモデルとして直列4気筒モデルも用意される。 --本車のワイド&ショート&ローコンセプトについては、同クラスの車両はもちろん同社の「86と比べて」という意味も含んでおり、(86よりも)ワイドトレッドかつ重心高を下げて安定性を上げつつ、ホイールベースを詰めて旋回性能を向上させるというもので、「FR車クラストップのコーナリングマシン」を目指すという設計方針のもとに開発されている。 #endregion ---- #region(次世代スープラのモータースポーツ参戦) -スープラ開発の指揮を執った多田チーフエンジニアによれば「ワンメイクレースやFIA-GT4等様々なレースへの参加を検討し、その為の設計も市販車のスープラに盛り込んである」との事で、次世代スープラはTOYOTA GAZOO Racingのイメージリーダーとして今後、数多くのカテゴリーへの参加が期待されている。 -NASCARのジュニアカテゴリーに位置づけられる、NASCARエクスフィニティ・シリーズ参戦用のマシンが発表され、2019シーズン以降カムリに代わって参戦する事が公表されている。 だが、前後デザインが次世代型スープラ共通という以外は全くの別物(NASCARのレギュレーションを考えれば当然なのだが)である。 --2月24日に開催されたNASCARエクスフィニティ第2戦ではクリストファー・ベルがステージ1~3すべてを制し圧勝。新生レーシングスープラ初勝利を果たした。 -2018年10月には翌年の市販車発売に先駆け、ニュルブルクリンク耐久選手権最終戦に参戦。 2600cc以上4000cc以下の市販ターボ車クラスであるSP8Tクラスに参戦し、ほぼ市販車のままでありながら、無事完走を果たしている。 -2019年1月11日に開幕した東京オートサロン2019において、2020年から新規定へと移行するSUPER GT GT500クラスへの14年ぶりの"復帰"が正式発表。 2020年から参戦するマシンをイメージした「GRスープラ SUPER GT コンセプト」がお披露目された。 2019年夏のシェイクダウンを目指し現在開発が進められている。 --また、同年のオートサロンでは2019年のニュルブルクリンク24時間耐久レースへの 本格参戦も発表。 参戦するのは前年10月と同じSP8Tクラス。 ドライバーは86/BRZ Raceやピレリスーパー耐久シリーズなどに参戦する佐々木雅弘、同レースの参戦経験が豊富なウヴェ・クリーン、トヨタ・モーター・ヨーロッパ所属のヘルフィ・ダーネンス、トヨタ自動車社員の矢吹久の4人。使用タイヤと搭載するエンジンは未発表となっている。 -レーシングコンセプトの発表から丸1年後となる2019年3月のジュネーブモーターショーでは、GT4規定のデザインスタディモデルである「GRスープラ GT4 コンセプト」がお披露目される予定である。 これからも新型スープラのレース活動の歩みには大きな期待がかかるところである。 #endregion ---- #region(余談) -トヨタ自動車としては[[86>86 GT '15]]/[[BRZ>BRZ S '15]]に続く共同開発スポーツカー第二弾とでもいうべきスープラだが、バッジと足回りのセッティング、一部外装以外はほぼ同一車であった86/BRZとは違い、スープラと兄弟車に当たるZ4との関係は共通のコンポーネントを使いながらも全く違う車に仕上げたという事で、アウディ R8と[[ランボルギーニ ウラカン>ウラカン LP 610-4 '15]]の関係が近いといえる。 #endregion ---- IP:126.23.130.57 TIME:"2019-03-06 (水) 00:09:52" REFERER:"http://wikinavi.net/gran-turismo-sport/index.php?cmd=edit&page=GR%E3%82%B9%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%A9%20%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%82%BB%E3%83%97%E3%83%88%20%2718" USER_AGENT:"Mozilla/5.0 (Macintosh; Intel Mac OS X 10_13_4) AppleWebKit/605.1.15 (KHTML, like Gecko) Version/11.1 Safari/605.1.15" |