|CENTER:BGCOLOR(#e0e6eb):90|340|CENTER:BGCOLOR(#e0e6eb):70|220|CENTER:BGCOLOR(#e0e6eb):70|180|c |>|~分類|>|>|>|~性能| |メーカー/国籍|マクラーレン/イギリス|総排気量|3799cc|全長|4,588mm| |カテゴリー1|Gr.X|最高出力|1000PS/7,500rpm|全幅|1,946mm| |カテゴリー2|レーシングカー/サーキット専用モデル((ハイブリッドカー))|最大トルク|83.9kgfm/5,000rpm|全高|1,138mm| |内装|あり|駆動形式|MR|車両重量|1,345kg| |年式|2016|吸気形式|TB|TM|7速| |>|~入手方法|>|>|>|~セッティング他| |ディーラー|Cr.360,000,000|制限|>|>|---| |その他|---|特記|>|>|ドラッグリダクションシステム搭載| //-備考: ---- #ref(p1 gtr.jpg,nolink) -↓ドラッグリダクションシステム搭載:高速走行時に作動する #ref(p1 gtr2.jpg,nolink) ---- -2012年のパリサロンで発表されたマクラーレン初のハイブリッドカーがP1である。P1 GTRはマクラーレンオートモーティブ最初のロードカーである[[マクラーレンF1>マクラーレン F1 '94]]発売20周年を記念してP1をベースにサーキット走行専用車として妥協なきチューンアップを施したモデル。 -ベースのP1のエンジンは、[[MP4-12C>MP4-12C '10]]に用いられた3.8L V8ツインターボエンジンをベースにさらにパワーアップを施しエンジン単体で737PSを出し、そこに179PSのモーターのアシストを加え、システム合計で916PSを発生させるという物である。P1 GTRはここからもう1段階のパワーアップを施しシステム合計1000PSを達成している。 アイパスという名称のマクラーレン独自のハイブリッドシステムは、F1のKERSのような"より強い加速を得る"方向に特化した物であり、エネルギー回生が減速時のエンジンの余剰回転分など"エンジンに関連する部分でのみ"という少し変わったシステムである(下記のブレーキステアとの兼ね合いか、回生ブレーキを使用していない)。 余談だが、P1は10km程度の範囲(距離)ならEVモードのみで走行可能とのこと。 -P1の段階でDRSやブレーキステアなどのF1直系の技術が用いており、ダウンフォースはサーキットモード時に最大600kgを発生させ、ロードカーとしては異次元レベルのコーナリング性能を持っているのだが、P1 GTRはここからさらに上のレベルを目指し、P1では4段階調整が可能だったアクティブなエアロ・ボディコントロールシステム"RCC"をサーキットユースに特化したシステムに変更した上で、サーキット走行に適したより大きなダウンフォースを発生させるリアウイング等の装着やサスペンションセッティング等を施している。 -マクラーレンは購入者向けにサーキット走行プログラム等を提供するという確約の元、当時の為替レート換算で約3億4000万円でこの車両を少量販売した。なお購入資格は「ベースモデルのP1のオーナーであること」((P1自体も販売開始当時の為替レートで約1億円の販売価格であった。))。 ---- #region(派生モデルの解説) -イギリスのランザンテ((レース仕様の[[マクラーレンF1 GTR>マクラーレン F1 GTR - BMW (国際開発UKレーシング) '95]]の制作にも関わった少量生産メーカーおよびチューニングメーカー。))がP1 GTRを元に公道走行可能な状態に仕立て直したP1 LMを5台製造した。エンジン(PU)は公道走行可能な仕様に改修しつつ1000PSを維持、マクラーレンF1に用いていた金箔貼りのなどの技術も投入したという車両で、[[ニュルブクリンク北コース>ニュルブルクリンク#Nur_N]]のTTに挑み6分43秒22を記録した((なお、ベースモデルは余裕で7分を切ったという報道があったが、マクラーレンはタイムを公表していない。))。 元がサーキット走行専用車両(ほぼレーシングカー)であることからえげつないタイムの出し方と批判されたが、2018年にポルシェもほぼ同様の手法((社外のレーシングチームがサーキット走行専用車両を制作し、そこから公道走行可能な仕様を少量生産する。))でタイムを計測している。 #endregion ---- |