分類 | 性能 |
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メーカー/国籍 | 日産/日本 | 総排気量 | 3799cc | 全長 | 4,780mm | カテゴリー1 | Gr.3 | 最高出力 | 550PS/6,500rpm | 全幅 | 2,036mm | カテゴリー2 | レーシングカー/N24-SP9*1 | 最大トルク | 64.5kgfm/3,500rpm | 全高 | 1,350mm | 内装 | あり | 駆動形式 | FR | 車両重量 | 1,300kg | 年式 | 2013 | 吸気形式 | TB | TM | 6速 | 入手方法 | セッティング他 |
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ディーラー | Cr.45,000,000 | 制限 | --- | その他 | --- | 特記 | --- |
- 2012年1月からデリバリーが開始されたFIA-GT3仕様のGT-R。国産車初のFIA-GT3車両でもある。
レギュレーション上4WD及びセミATが禁止なため、FR化され、TMはパドルシフト仕様のシーケンシャル6MTが搭載されている。
ロードカーの開発主題であるマルチパフォーマンスは必要無いという判断で、サーキットでの運動性を重視した結果、1300kgまで軽量化された。
その他レギュレーションで認められているABSやトラクションコントロールシステム等を装備した。
- 収録モデルの2013年式では、リアウィング位置の変更や、4枚のフロントカナードの装着等、空力バランスの調整が行われた。
その他、BoP周りによるエンジンのリストリクター系調整&ブースト圧調整等のファインチューンも施されている。
- 2013年4月26日、第41回ニュルブルクリンク24時間レースのエントリーが発表された。
山内一典氏はこれまでの3年間をSP8・SP8Tクラスで戦ってきたが、今年はアウディ、ポルシェ、メルセデス・ベンツ、BMWのドイツ4大メーカーという強豪揃いで、且つFIA-GT3マシンが戦い総合優勝を争うSP9クラスに、2年ぶりとなるシュルツ・モータースポーツから参戦する事となった。
ドイツ4大メーカーの戦場と化していたSP9クラスに日本車が参戦した事に以前から注目されていた。
- 本車はニュルブルクリンクの過酷な環境に合わせ、補助ライトの増設等の処置が施されている。
ドライバーには2011年から共に戦ったシュルツ兄弟と、昨年参戦した[Team GT-R]のドライバーであったミハエル・クルムが参戦。
なお、ゼッケンは前年と同じく「#123」が割り当てられ、ヨコハマタイヤを装着する。
- 1日目の予選では強豪を退け、一時的だが予選トップタイムを記録した。何と日本車がトップに立つ事は史上初である。
予選タイムは1日目がミハエル選手による 8:52.889。2日目(トップ40予選)がトビアス選手による8:27.467 を記録。総合26位となった。
- 予選で格別な速さを見せつけたが、決勝開始から1時間後にラジエーターホースが破損、冷却水が漏れてエンジンがオーバーヒートしてしまう。
エンジン載せ換えを決行し、4時間を費やしてレースに復帰したが、作業途中に降り出した豪雨により復帰から6分後にレースは赤旗中断された。
- 日付が変わり、午前8時20分にレースが再開された。午前11時30分で山内一典氏の出番となり挽回を狙うが、2周後にパワーステアリングが故障してしまい、再びガレージに押し込まれた。修理が完了しレースに再復帰するが、その後、ミハエル・クルム選手が操っている中、マシンはガス欠を起こし大幅にタイムロスしてしまう。なお山内氏は前述の通り、走行中に発生したパワステトラブルによってわずか2周しか走れなかった。
- 以上の度重なる不幸に見舞われ、総合134位という結果に終わった。
しかし予選では好タイムを記録した事から、ドイツ4大メーカー相手にも十分通用する事が証明されたといえる。
- 山内一典氏は、ニュルブルクリンク24時間レースを少しでも快適に挑むために、『ヘルメットドライヤー』たるものを発案し、使用していた。
その構造はいたって簡素なもの。公式サイトの特集ページに載っているので気になるなら調べてみよう。
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| | 余談
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- 2014年のニュル24時間耐久ではシュルツモータースポーツの24号車に加え、日産が30号車・80号車*2のGT-R NISMO GT3を導入。24号車はクラス11位フィニッシュし、ワークスの30号車は夜間にクラッシュを喫しリタイヤ、80号車はクラス13位でゴールした。
- 2015年は前年と同様シュルツモータースポーツに加え日産が22・23号車とワークスナンバーを付けて参戦する予定だったが、前哨戦となるVLN1で23号車がジャンピングスポットでバランスを崩し宙を舞う程の大クラッシュを起こし観客エリアに落下、観客1人が死亡、数人が負傷するアクシデントが発生してしまう。これに伴いニュル24時間を含めVLN2以降からはSP9クラス等のハイスピードマシンを対象にコースの3箇所に速度制限がかけられた。更にニスモは2台エントリーの予定だったがこの事故に伴い1台体制の変更を余儀なくされ、22号車を35号車としてブラックボディ化+ゼッケンに喪章を付けて参戦となったが、ほぼノートラブルで24時間を走り切り、日本勢最高位の総合9位でゴールした。
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