| 分類 | 性能 | 
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 | メーカー/国籍 | フォルクスワーゲン/ドイツ | 総排気量 | 1781cc | 全長 | 3,815mm |  | カテゴリー1 | N100 | 最高出力 | 112PS/6,000rpm | 全幅 | 1,630mm |  | カテゴリー2 | ノーマルカー/3ドアハッチバック | 最大トルク | 15.3kgfm/3,500rpm | 全高 | 1,395mm |  | 内装 | あり | 駆動形式 | FF | 車両重量 | 890kg |  | 年式 | 1983 | 吸気形式 | NA | TM | 5速 |  | 入手方法 | セッティング他 | 
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 | ディーラー | Cr.3,000,000 | 制限 | --- |  | その他 | --- | 特記 | --- |  
  
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| カラーバリエーション | 
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 | Alpine White | Diamond Silver Metallic | Atlas Grey Metallic | Black | ☆Mars Red |  | Helios Blue Metallic | Lhasa Green Metallic | --- | --- | --- |  
  
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- フォルクスワーゲン Type 1、通称「ビートル」は、国際的な自動車市場で大衆車として歴史的・伝説的な成功を収めていた。
 
しかし1960年代にもなると、流石に性能の低さ・設計の古さが否めなくなり、Type 1に代わる新たな大衆車が求められた。 
そういった経緯で生み出された大衆車が、1974年に発表・販売された、このフォルクスワーゲン ゴルフである。  
- 設計は当初はポルシェに委託され、ポルシェはそれに応じて「EA266」と呼ばれるプロトタイプを開発した。
 
このEA266はミッドシップに水冷エンジンを横置きするというもので、優れたハンドリングや衝突安全性を誇ったという。 
しかし操縦安定性や生産コストに少なからず問題を抱えており、大衆車にそれは相応しくないとして、開発は中止される。 
紆余曲折の末、最終的には殆どをVW社が開発し、グループ企業のアウディNSUアウトウニオンのエンジンを載せて完成した。  
- パッケージング及びスタイリングは、イタルデザインの創設者、ジョルジェット・ジウジアーロ氏によるもの。
 
フォルクスワーゲン ゴルフを語る上で決して欠かせない事が、このジウジアーロ氏によるパッケージングである。 
3/5ドアのコンパクトボディ・横置きエンジン・FFという構成は、今に続くコンパクトカーの始祖であり完成形であった。 
その効率的なパッケージングは、ユーザーに計り知れない実用性をもたらし、約700万台もの大ヒットを記録するに至った。  
- 収録モデルの本車は、今なお続くVW社のスポーツグレード「GTI」であり、実用性とドライビングを兼ねたグレードである。
 
エンジンは前年モデルから200ccボアアップして1781ccとなり、更にボッシュ製のメカニカルインジェクションを採用。 
トランスミッションも4速から5速に変更された結果、トップスピードは187km/hに達し、0-100km加速は僅か9秒をマークした。 
足回りも、バネとダンパーは専用品となり、タイヤもワイドタイヤに換装。それに伴いオーバーフェンダー化も施された。  
- こうして拘り抜かれて開発されたGTIは絶大な評価を獲得し、「ホットハッチ」という単語が生まれるほどであった。
 
コンパクトカーとそのスポーツグレードを定着させた本車は、自動車史を語る上で欠かす事のできない名車と言えよう。  
 
    
    
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