分類性能
メーカー/国籍日産/日本総排気量3799cc全長4,780mm
カテゴリー1Gr.3最高出力550PS/6,500rpm全幅2,036mm
カテゴリー2レーシングカー/N24-SP9*1最大トルク64.5kgfm/3,500rpm全高1,350mm
内装あり駆動形式FR車両重量1,300kg
年式2013吸気形式TBTM6速
入手方法セッティング他
ディーラーCr.45,000,000制限---
その他---特記---

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  • 2013年4月26日、第41回ニュルブルクリンク24時間レースのエントリーが発表された。
    山内一典氏はこれまでの3年間をSP8・SP8Tクラスで戦ってきたが、今年はアウディ、ポルシェ、メルセデス・ベンツ、BMWのドイツ4大メーカーという強豪揃いで、且つFIA-GT3マシンが戦い総合優勝を争うSP9クラスに、2年ぶりとなるシュルツ・モータースポーツから参戦する事となった。
    ドイツ4大メーカーの戦場と化していたSP9クラスに日本車が参戦した事に以前から注目されていた。
  • 使用マシンはFIA-GT3規格に沿って作られた、日本自動車メーカー初のFIA-GT3車両、GT-R ニスモ GT3。
    本車はニュルブルクリンクの過酷な環境に合わせ、補助ライトの増設等の処置が施されている。
    ドライバーには2011年から共に戦ったシュルツ兄弟と、昨年参戦した[Team GT-R]のドライバーであったミハエル・クルムが参戦。
    なお、ゼッケンは前年と同じく「#123」が割り当てられ、ヨコハマタイヤを装着する。
  • 1日目の予選では強豪を退け、一時的だが予選トップタイムを記録した。何と日本車がトップに立つ事は史上初である。
    予選タイムは1日目がミハエル選手による 8:52.889。2日目(トップ40予選)がトビアス選手による8:27.467 を記録。総合26位となった。
  • 予選で格別な速さを見せつけたが、決勝開始から1時間後にラジエーターホースが破損、冷却水が漏れてエンジンがオーバーヒートしてしまう。
    エンジン載せ換えを決行し、4時間を費やしてレースに復帰したが、作業途中に降り出した豪雨により復帰から6分後にレースは赤旗中断された。
  • 日付が変わり、午前8時20分にレースが再開された。午前11時30分で山内一典氏の出番となり挽回を狙うが、2周後にパワーステアリングが故障してしまい、再びガレージに押し込まれた。修理が完了しレースに再復帰するが、その後、ミハエル・クルム選手が操っている中、マシンはガス欠を起こし大幅にタイムロスしてしまう。なお山内氏は前述の通り、走行中に発生したパワステトラブルによってわずか2周しか走れなかった。
  • 以上の度重なる不幸に見舞われ、総合134位という結果に終わった。
    しかし予選では好タイムを記録した事から、ドイツ4大メーカー相手にも十分通用する事が証明されたといえる。
  • 山内一典氏は、ニュルブルクリンク24時間レースを少しでも快適に挑むために、『ヘルメットドライヤー』たるものを発案し、使用していた。
    その構造はいたって簡素なもの。公式サイトの特集ページに載っているので気になるなら調べてみよう。

+  余談



*1 FIA-GT3
*2 これはニスモ30周年・日産創立80年を記念して付けられた。

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