分類性能
メーカー/国籍三菱/日本総排気量1998cc全長4,495mm
カテゴリー1N300最高出力314PS/6,400rpm全幅1,810mm
カテゴリー2ノーマルカー/スポーツカー最大トルク43.6kgfm/3,500rpm全高1,480mm
内装あり駆動形式4WD車両重量1,530kg
年式2015吸気形式TBTM5速
入手方法セッティング他
ディーラーCr.4,300,000制限---
その他---特記アクティブ・ヨー・コントロール・システム搭載
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  • ギャランフォルティス(7代目ランサーの国内向け呼称)をベース車両とした第4世代のランエボである。エボ10やエボXと呼ばれる。型式名はCBA-CZ4A型。
    初代からランエボは限定販売を通してきたが、本モデルはランエボ初のカタログモデルとなった。
  • ベース車両が3ナンバーとなった事もあり全幅は1800mmを超えるが、逆に全長はベース車両と比較して全長を75mm短くして前後のオーバーハングを切り詰め、旋回能力を高めている。
  • エンジンは初代ランエボから続く鋳鉄ブロックの4G63ではなく新開発されたアルミブロックの4B11を搭載。エンジン単体の軽量化がされている。
    エボXが市場に出た2007年はすでに国土交通省(旧運輸省)の定めた国産量販車の馬力の自主規制(280ps規制)が撤廃されていたが、当時の三菱はリコール隠し問題の直後であり、その騒動に対するみそぎとして初年度モデルは最高出力を280psに自粛して生産・販売していた*1。翌2008年のマイナーチェンジで最高出力は300psに改められた。
  • 機構的な進化としては、新開発の車両運動統合制御システム「S-AWC」を搭載し、ACD、AYC、ASC、スポーツABSを統合制御することで車体の安定性を高めるとともに、ランエボとしては初となる2ペダルMT(DCT)となるTC-SST(6速)が採用された。
    従来の3ペダルMTも5速MTが用意されるが、ランエボVIIIから続いた6速MTは廃止された。
  • しかし、環境に配慮するクルマばかりが注目される今、販売数の落ち込みが著しくなっていき、国内では2013年度販売数で621台まで減少。
    加えて社内事情もありエボXは進化を許されず、RSは2014年9月、SST装着モデルも2014年末にモデルが廃止。
    そして2015年4月10日、正式な生産終了と「ランサーエボリューション ファイナルエディション」が同年8月に1000台限定で発売されることが合わせて発表された。
  • ランエボXをベースにしているが、馬力は314馬力程度まで向上。ほかにも、BBS製ホイールや5速MTのトランスミッションを搭載していた。
    また、ファイナルエディションには"X"というナンバリングはつけられていない。これは、本車がランエボXの最終仕様というよりも、ランサーエボリューション自体の最終仕様であることを表しているためである。
  • 2015年8月に、完売・生産終了した。こうしてランエボは23年の歴史に幕を下ろす事となった。



*1 なお、国産量販車の280ps規制突破第1号車両はホンダのレジェンド。

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