Top > ストラトス '73
分類性能
メーカー/国籍ランチア/イタリア総排気量2418cc全長3,710mm
カテゴリー1N200最高出力188PS/7,000rpm全幅1,720mm
カテゴリー2ノーマルカー/ホモロゲーションモデル最大トルク22.9kgfm/4,000rpm全高1,114mm
内装あり駆動形式MR車両重量980kg
年式1973吸気形式NATM5速
入手方法セッティング他
ディーラーCr.60,000,000制限---
その他---特記---
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  • ランチア社がWRCに勝利する事だけを目的に開発した車両で、本車はその公道仕様である「ストラダーレ」にあたる。
    他に競技仕様の「コンペティツィオーネ」があり、ラリーフィールドを圧巻したストラトスWRCは、競技仕様がベースとなっている。
  • エンジンは、同じフィアット傘下のフェラーリが持つディーノのV6DOHCを、ラリー競技用に細かく調整したもの。
    しかし、フェラーリ側とフィアット側の摩擦のあおりを受け、ランチアへのエンジン供給数は極めて不安定だったという。
  • ベルトーネも関わったこの特徴的なボディは、WRCという過酷な場面で最大限に性能を活かせるような工夫が各所に施されている。
    その最たる例が前後のカウル部分で、現場での整備を容易にするために、大きく開口できるような構造となっている。
    ホイールベースは2,180mmと極端に短くまとめられ、運動性能とボディ剛性の双方を飛躍的に高める事に成功した。
    しかしその弊害として、熟練ドライバーをして「直線は舗装路ですら走らせにくい」と言うほどのクイックなハンドリング特性となった。
  • このようにある意味「市販車離れ」していたストラトスは、ホモロゲーション取得のために約500台分が生産された。
    この500台の中には組み立てられず部品単位で存在しているもの、火災で焼失したものも含まれるため、完成車の実数は更に少ない。
    また発売当時はその特異な性格を理解できる人間は多くなく、70年代末に至っても相当数が売れ残っていた。
    フィアットグループ内でも「利益率の高い大衆車」とはかけ離れた本車の扱いに困り、積極的な宣伝・販売は行われず、
    WRCでも「宣伝にならない」という理由でワークス勢は大衆車ベースのラリーカーに転換していき短命に終わった、という側面もある。
  • しかしグループBの隆盛と共に状況は一変。
    ストラトスの資質が見直されるようになると数少なくなったオリジナル車両はコレクター同士で奪い合いとなった。
    現在に至るまでコレクターズアイテムとして人気であり、数多くのレプリカが製造されている。



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Last-modified: Sat, 30 Mar 2019 01:52:38 JST (1848d)